はじめに
いつかは会社を辞めてやる!
そう思いながら、あなたは今の会社に何年、勤めていますか?
終身雇用制の崩壊、なのに、定年がどんどん先に伸びていく。日本の社会は、一体どうなっていくのでしょうか?
街を歩けば、もう、お爺さんの歳になった人が、強い日差しの中、真っ黒になって警備の仕事をしている。自分の入社した頃は、55歳といえば、もうご老体と言われていたのに、今の55歳は、まだ、現役バリバリで、のんびり老後なんて考えられないほどと会社に働かされている。
そんな状況を見ても、どちらも自分の理想の未来じゃないような気がしてきて、いつかは必ず元気なうちになんとかしないとと思いつつ、そのタイミングを掴めずにいるのではないでしょうか?
昭和40年代~50年代生まれの人は、そろそろ、会社の先も見え始め、自分が、社会でどんな歯車として働き続けてきたのか、冷静に見えてきてしまっています。
ある意味、仕事に冷め始めている感じ。
こんな気持ちのまま、自分の人生を終えていいのでしょうか?いつかは会社をカッコよく辞めてやる、そう思ったまま、あと何年働き続ける気ですか?
そんなあなたに、会社のタイミングではなく、自分のタイミングで会社を辞めると決め、それに向けて行動できるようになるための解説をしていきます。
目 次
なぜ、これを知っていた方がいいのか
自然にいつかはそのタイミングが来る。私もそう思っていました。
宝くじが当たったらとか、財産分与が来たらとか、大金が手に入ったら会社を辞めて自分の好きなことをするんだ。
そんな風に考えていました。
そんなに他力本願じゃなくても、会社で部長までやったら、貯金がいくらになったら、子供が中学に上がったら、そのほか、いろいろなタイミングで、会社を辞めようと考えているのではないでしょうか?
でも、私の人生に、そんなことは起きませんでした。ただただ、早く会社を辞めたい、そう思いながら、5年以上は、会社に雇われ続けました。それも、辞めるために何の行動もせず・・・
何の行動もせずいれば、絶対に、会社を辞めるタイミングなんてきません。
あなたは、なるべく早くそのタイミングが来ることを望んでいますよね。だったら、タイミングを待っているのではなく、そのタイミングを自分で作っていこうと考えてみてはいかがでしょうか?
そのためには、毎日できる今までとは違う考え方、小さなコツや方法を知っておいた方が、スムーズに会社を辞めるタイミングが訪れます。それを少し分解しながら考えていきましょう。
8年前のことです。私は、すっかり会社に飲み込まれていました。
何をするにも会社基準。上司の命令なら、休日も出勤し、仕事が多ければ残業をし、同僚と上手くつきあつために、出たくもない宴席に顔を出して親睦を深めていました。
鉄道という仕事柄、毎日の宿泊勤務と長時間勤務。
息子と遊ぶ時間も少なく、非番で変えれば、ヘトヘトな体。嫁さんともしっかり対話することも遊ぶこともできず、ただただ、お給料をもらうためだけに会社に通っていました。
大金が入れば、すぐにでも会社を辞めてやる。そんな風に思っていました。
ボーナスもたくさんもらいました。残業で思ったよりたくさんの月給をもらった月も有りました。多分、入社直後の自分だったら、大金と感じるはずなのに、家族もいてローンもある、そんな状態では、全然、大金には見えません。
このまま、人生を会社に飲み込まれてしまうんじゃないかと思ってしまいながらも、この会社への違和感をどうしていけばいいんだろう。と毎日迷う日々でした。
子供は、あれよあれよと大きくなりあっという間に、幼稚園に入ってしまい、一人目の子供の小さな頃の記憶があまりありません。
いつ、会社を抜け出せるんだろう、そう思うばかり。せめて宿泊勤務から抜け出せれば、そう願うばかりで、会社を辞めたいけれど辞められるなんて思ったことはありませんでした。
そんな状態の中、私に転機が訪れます。40歳の頃、デスクワークに転身。20年以上鉄道の現場だけで生きていた私が、いきなりの本社勤務。
これで、長時間勤務からは解放される。毎日家で寝られる。
素晴らし日々の始まりだと思ったのもつかの間、仕事に心が付いて行かず、大きな壁にぶつかりました。そして、適応障害ギリギリの状態になります。
話せば長くなりますが、そのぐらいの状態になって初めて、会社を抜け出そうという行動を取り始めました。そこまで状況が悪化しないと、人間は行動しようと思わないものなのかもしれません。
あなたは、病気になるのを待たないとタイミングが来ないなんて思っていませんよね。私のようにそんなに時間をかけて会社を辞めるタイミングを探す必要はありませんよ。
どうして辞めるタイミングは来ないのか
サラリーマンの思考方式のまま会社を辞めるタイミングを探していたら、永遠にタイミングは来ません。その理由を考えていきましょう。
お金が貯まったら辞めようの嘘
お金が貯まったら、会社を辞めよう。お金が集まったら、会社を辞めるタイミングだ。そう考えていませんか?
それでは、質問です。
あなたは、いくら貯まったら会社を辞めますか?
1000万ですか??3000万ですか?1億ですか?
それを決めずに、ずーっとお金が貯まったら、会社を辞めようと思っていても、絶対に辞める日は来ません。もし、お金が、目標額に貯まったとしても、それを何にどう使うかを決めない人も多いんです。
札束が目の前にあるだけでは、お腹もいっぱいにならないし、ふわふわの布団で寝ることもできません。目標額までお金が貯まったら、何にどう使うかを考えておくことをしなければ、もし、その金額が貯まったとしても、何もできないんです。
それに、たとえ1000万円貯まっても、もうちょっと増やしてから、とか、予備にあと500万貯まったらと言い訳をどんどん考えるのが世の常。
そして、その金額をあと何年でどうやって貯めるかを計画して、その年数、あなたは、今の働き方を続けなければなりませんよね。
こんなことを言っていたら、ズーーーーーーーーーーーーッと会社で働き続けなければなりませんよね。
仕事が落ち着いたら辞めようの嘘
会社に入ってもう何年経ちますか?その間、仕事が落ち着いたことはありますか?
今度の夏休みまで頑張ろう。来年のお正月まではなんとか、もつかな~。そして、なんとかその時期まで頑張って、とりあえず、会社から短いご褒美の休みがもらえ、ちょっとだけリフレッシュ。
そして、また、目の前の仕事を与えられ、やりたいとか、達成したいとかいう気もなんとなくないまま、やらされ感満載の仕事が、毎日始まってしまう。
この仕事が終わってから、このプロジェクトを成功させてから、あの地位になってから、会社を辞めよう、そう言っている間に、どんどん時間が過ぎて、辞めるための行動も取れないまま年を重ねていく。そんな状態ではありませんか?
仕事は、絶対に落ち着きません。第一四半期が終わり、ホッとしていると半期報告を作り始めそれが終わったらと思ったら、あっという間に、1年が過ぎ、すぐにまた、4月からの第一四半期が始まる。この前のコピペで作った報告書を上司にたしなめられ、別に達成したくない目標を立てさせられ、これじゃ、いつになっても、会社が落ち着くわけもなく・・・
だって、社員を落ち着かせたら、会社の業績は上がらないようにできていますから、少しでも社員をこき使うようにシステムが出来上がっています。仕事が落ち着いたら、辞めようは、絶対無理なんです。
時間ができたら辞めようの嘘
時間ができたら辞めようは、本当に不可能です。
時間は永遠にできません。
どんな時間ができたら、辞めるタイミングでしょうか?サラリーマンとして生きている時点で時間はできないものだと思ってください。
会社はギリギリまであなたを働かせようとします。帰って来れば、家族があなたを誘惑します。もっと一緒に楽しく過ごそうよと。疲れた体で家族サービスをして、帰って来れば少しは嫁さんの家事を手伝おうかな~と頑張っって。ふと時間ができれば、自分趣味の音楽でも聞こうかな~そんな風に時間がどんどん流れていきます。会社を辞めるタイミングをあなたにくれる時間は、急にリストラされるぐらいしか会社を辞めるタイミングは来ないのかもしれません。リストラされるのは願ったり叶ったり!?かな・・・
やりたいことが決まってから辞めようの嘘
やりたいことが分からないから、まず、やりたいことが決まったら辞めよう、そんな風に思っていませんか?実は、やりたいことをサラリーマンをしながら探す。これって、結構至難の技なんです。普通に何も考えずにサラリーマンをしていたら、それはもしかしたら無理かもしれません。
なぜなら、サラリーマンをしていると自分の感情を抑えて生きることに慣れてしまっているから。仕事の目標や方針は、会社や上司が決める。宴席の場所も幹事が決める。お昼のメニューも、先輩や同僚に気を使って本当に食べたいものなんか考えることもなく、ただ、空腹を満たすだけのためだけに食事をする。感情を出すなんて、社内では考えられず、家に帰ってきても、嫁さんの言う通り、そおっと行動して、嫁さんの機嫌を見ながら、こそこそ動く。家族で旅行に行こうと言うことになっても、行く場所は、誰から行きたい場所。場所より、安く疲れず簡単に行ける場所が優先になって、本当に観光したい場所なんて考えない。
こんな生活をしていては、本当に自分が好きなことを探し出すことなんて、あと何年先になりますか?
どうすれば会社を辞めるタイミングを作れるか
4つの事例を挙げてみました。私も時間がかかったポイントです。あなたも心当たりがあるのではないでしょうか?
それでは、これを乗り越えるために、どうすればタイミングを作れるかを考えていきましょう。
お金をいくら何に使いどう貯めるかを決める
お金ができた時が、会社を辞めるタイミングだと考えているなら、これを決めなければいけません。
・何に使うか
・いくらかかるか
・どのぐらいの期間で貯めるか
・どのように貯めるか
例えば、サラリーマンを辞めて軌道に乗るまで3年ぐらいかかると思うのなら、とりあえず3年分ぐらいの生活費分は貯金したいと思いますよね。
1年家族が困らないで生活できる金額✖️3+収入を得るために必要な経費
このぐらいは欲しいかもしれません。
そして、その金額を、何年で貯めますか?どうやって貯めましょうか?これを一つずつクリアしていくことで、あなたが会社を辞めるタイミングを作っていけることでしょう。
仕事を手放す
会社をいきなり辞めると言っているのではありません。
いつまでもあなたがいないと回らない組織に所属していると、会社から抜け出せなくなります。やはり人は、必要とされるとついつい力が入ります。もちろん、会社の仕事でも小さなやりがいやモチベーションに繋がりますが、あなたは、会社を辞めたいと考えている。だったら、今持っている仕事を、少しずつ、他の人に振っていきましょう。あなたはいつまでも、今の会社にいないつもりなら、それをしない限り、ずっとあなたは、会社に使い倒されます。
だから、そのタイミングを早く見つけるために、毎日、一秒でも早く会社から脱出するそれを心がけませんか?
時間を作る
時間ができたら、会社を辞めるための活動をする!では、私はずっと会社にいますと言っているのと同じです。
会社を辞めるための活動時間を作る!と決めることが会社を辞めるタイミングを作ることにつながります。
会社を辞めるための時間を作る!と決めると、時間の使い方が変わってきます。一番大切な時間が、会社を辞めるために活動する時間になるから。もちろん、仕事は、労働時間内はしっかりやらなければいけませんし、家族との時間も大切にしてほしい。でも、会社を辞めて、自分の理想の人生を叶えるための時間は、何にも増して大切な時間ですよね。ですから、例えば、今日は、夜八時から十時までは、会社を辞めるタイミングを引き寄せる時間に当てる!と決めて、1日を設計しましょう。すると、退社時間も自動的に決まってきますし、家族との時間も濃く過ごせるように工夫したりします。
もちろん疲れた体を癒す時間も必要です。でも、人生を変えるということは、日常を変えていくことです。そのためにも、時間を有効に使うことが必要です。
気になっていることはやってみる
どんな方法で会社を辞めるかを考えることが必要です。どうせやるのでしたら、自分の好きなことでお金を稼ぎたくありませんか?ただ、先ほども説明しましたが、サラリーマンを長くしていると、自分の「好き」を発見することに時間がかかります。ですから、気になることにどんどんチャレンジしていきましょう。人間は、人生で経験したことのあることしか想像や理解がでいません。ですから、あなたの人生の棚卸をして、これまでに気になったこと、好きだったこと、興味のあること、他人からすごいと言われたことのあることなどの中から、ワクワクドキドキすることにまず手をつけてみましょう。
会社を辞めるタイミングばかりに目がいって、自分がやりたいことをないがしろにしていては、人生全体を考えた時、無駄な時間が多くなります。
タイミングは来るのではなく自分で作る!
前半でもお話ししましたが、会社を辞めるタイミングは、いつか必ず来るんだ。私はそう考えていました。いや、これは嘘かもしれません、正直なところ、当時、まだ、会社から脱出するための心の準備ができていない時に会社を辞めるタイミングが来てしまったら、そのことにビビッてしまってタイミングが来たとわかったとしても辞められなかったかもしれません。
そして、会社を辞めるタイミングが来たとしても、ローンがまだあるから、子供が生まれたからとか、嫁さんの機嫌が悪いから、まで言い訳に使って辞めなかったでしょう。
だから、自分から、しっかりタイミングを作る。そのためには、起業や副業の勉強をしておく、お金について知識を集めておく。投資をしておく。時間の使い方を普通のサラリーマンとは違うものにしておく。など、サラリーマンを続けながらでもできることがたくさんあるんです。
私が、起業してもいい、ダブルワークを本気で初めていいと自分に許可を下ろしたのは、企業の勉強を始めて3年目ぐらいだったでしょうか。
それは、3人目の子供が生まれる。そんな時期でした。この子と少しでも長い時間を過ごしたい。一人目の子供とは8歳ほど年の差があります。どう考えても、一人目の子より8年は、自分と一緒にいる時間が短くなる。そんなふうに考えました。
だから、会社にがっつり時間を取られて生きている場合ではないと思ったのです。
そのために、起業をして、理想の人生を歩むんだ。家族との時間を少しでも多く過ごすんだ。自分の好きを仕事にしているところを、子供たちに見せるんだ。そう思いました。
あなたもこれからの人生で、多くの出来事があると思います。その出来事一つひとつの意味を感じながら、自分らしい人生を過ごしていってほしいと思います。
まとめ
会社を辞めるタイミングはいつかは来る。そう思って、あなたは、何かを待っているかもしれません。でもお伝えしたように、主体的に自分でタイミングを計っていくことが、今の働き方や会社から抜け出す一番の近道だと考えます。
でも、このタイミングを独りで作っていこうというのも、なかなかきついかもしれません。私がここまでこられたのは、セミナーで知識を得たこともありますが、それより大きかったのは、メンターがいたことと、私と同じように、サラリーマンをしながら、自分の夢に向かって歩き出していた仲間がいたことでした。
彼らにどれだけ応援され、助けられたかは、ここでは語りつくせません。
そして、私の場合、起業をするにあたり、2つのタイミングがありました。
それは、会社で適応障害ギリギリになって、心も体も全く動けなくなった時、このままでは人生が終わってしまうと感じ、以前は怪しいと思って全く眼中になかった起業セミナーに通うという決断をした時。そして、2つ目のタイミングは、先ほどもお伝えした三番目の子供が生まれた時でした。
この2つのタイミングが来たと自分で気づいて行動できたのも、その前から、しっかりどんな人生にしたいかという考えを準備していたからでしょう。
もし、あなたが、会社を辞めるタイミングを作ろうとこのブログをお読みいただいているなら、1日も早く行動を開始してほしいと思います。
まずは、サラリーマンを続けながら、しっかり準備し、会社を辞めるタイミングを計ってください。あなたの理想の未来は、もう目の前にあるのかもしれません。
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